展示会に行って来ました!その1
展示会に行って来ました!その1
3月5日に新製品の展示会に行ってきました。毎年春と秋に行われる展示会です。早朝6時に起きて先ずは茨城県つくばから東京都の南阿佐ヶ谷のバタフライの本社に向かいます。
久しぶりの東京ですが電車で新築マンションの広告を見ると5000万円~とかで驚く事ばかりです。そんな事を考えながらバタフライに到着です。素晴らしいビルです。卓球のメーカーとは思えないです。
早速エレベーターで展示室に通され新製品の紹介を受けます。やはり目に付くのは張本智和インナーフォースALCと新しいラバーディグニクス05です。価格もオープン価格で9000円前後になりそうです。凄いっ!台の角にぶつけ破けたら1万円が終わりです。
他には再販の名作ラケットビスカリアです。価格が25000円!とビックリ。海外の価格と合わせると仕方ないとの話でした。その他にはTB5αという入門ラケットをオススメしているように思いました。
私自身は先入観に振り回されるのが嫌なので試打する前は説明をあまり聞かないようにしています。メーカーさんはお話してくれますが(笑)そんなわけで新作ユニフォーム見たりして試打に向いました。
張本智和インナーフォースにはテナジー05とディグニクス05が貼ってありました。で感想から言うとテナジーよりも直線的に飛ぶ感じがしました。スイングが速い選手が使うと丁度良いのかもしれません。大学やプロなどの選手向きと感じました。超上級者向けですね。
ある意味テナジー05は後から出たラバーに対して本当にベーシックで素晴らしいと再確認しました。
その後入門ラケットTB5αを打ちました。ラバーはスレイバーEL?だったと思います。しかし、ネット直撃!飛ばないっ。
そりゃそうですね。前者のラケットより先に打たないとイメージ悪くなってしまいます。バタフライさんすいません。よく分かりませんでした。さてそんな訳でバタフライ本社を後にしました。そうお土産が凄い!ディグニクス05そしてバタフライ公式球とお水なのですがお水が超カワイイ!早速お店に飾りました。が重かった・・
次に向ったのはヴィクタス(TSP)の入るT4です。渋谷のハチ公前から歩いて7分くらいでしょうか?タワーレコード斜め前です。相変わらずオシャレです。
まず説明されたのが新製品のラバーの接着剤(グルー)です。濃度が濃いタイプと薄いタイプがあります。ニッタクファインジップとバタフライフリーチャックⅡ ヤサカ水のりさんを意識しているのでしょう。
私のようなお店側からすると新品のラケットには濃度の濃い系はスポンジが板に貼り付く強さが強すぎで、次回の張り替え時に柔らかい板だと上板が剥がれてしまい怖くて使えません。
しかしお客様から見ると膜がキレイに簡単に剥がせる為、ファインジップ系も好まれます。塗りすぎるとラバー厚規定の4mmを超える場合もあるので注意も必要です。
そんな訳でどちらも一長一短があるのです。物理的には板とスポンジは距離が近い方が弾むと開発者に確認した事があります。薄塗りのほうが飛ぶのです。逆に考えればインパクトを柔らかくしたい場合は厚塗りだと理に適っています。お店のラケットに試してみてからお客様に勧めたいと思います。
次に最近ヴィクタスと契約している選手のラケットを全部試し打ちしてきました。当店でも価格の面もあり木材やカーボン入り+ドイツ製ラバーのタイプを使用する生徒が多いので参考になります。
木原選手のラケット+ラバーが意外と響くタイプでした。しかし、展示会は疲れます。行くところ行くところで試打ちするのですが相手をしてくれる方も相当なレベルなのでブロック練習をしている状態になるからです。
それとスワットSLIMグリップというラケットが発売されました。FLはちょっと太いのが難でしたので新入生から上級者まで女性やホープスの選手はバッチリですね。プラになってからスワット5の弾みが足りないように感じていたので更にバッチリでしょう。
これは大ヒット間違い無しです。品切れになると思うのでまとめて注文しておきました(笑)とにかくラケットのことがわからなかったらスワットシリーズで間違いなしというラインナップになっています。他メーカーも打倒スワットですね。
さてまだまだメーカーありますので先を急がなくてはなりません。とT4出て歩くと一蘭(ラーメン屋)があるではないですか!朝ごはんも食べていないのでつい寄ってしまいました。ネギをトッピングして一口 旨いな~~。
お店に入ると言葉がびみょーなアクセントです。店員さんは中国系?そしてお客さんは全員外国人でした。食べているときは海外に来ているようです。こういう時代なんですね。オリンピックに向かってこのようなお店は更に増えていくでしょう。
腹ごしらえも終わり今度は浅草橋に向います。その2は今から書きます。
※オープンスクール始まりました。
コメント
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対下回転用ラバーについて
山下先生
突然のメール申し訳ございません。
中2女子のラバーについて相談をさせて下さい。
現在スワット82gに両面ファスタークC-1特厚を貼っていて
上回転ラリーでは全中出場選手に打ち勝つ時もありますが
相手下回転サーブからの展開では、先にドライブを仕掛けて
フォアはオーバーミス、バックはネット&オーバーミスの
自滅パターンです。
そこで、私が調べた限り、オメガ5ツアーDFの引っ掛かりが良さそうなので
このラバーに替えようかと思っていますが、総重量が心配です。
山下先生のおすすめするラバーがありましたら教えて下さい。
よろしくお願い致します。
※中学から卓球開始、県大会1回戦負けレベル
※クラブチームのコーチはファスターク押し。
※コーチは試合を見に来ませんが、ビデオは見せてます。
※ど素人の私が感じているのは
ラケットを下から上へ振っているのが原因?
現代卓球は、腰・肩を平行に回して後ろから前に打つ?
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Re: 対下回転用ラバーについて
コメントありがとうございます。
ラケット&ラバーは一般的に悪くない選択です。下→上のミスの原因の多くは二つあって肩からラケットまでの距離が長い事(遠心力大)のとバックスイング時の腰の廻しすぎです。回転は肩(肩甲骨)でかけて、球の速さは腰の回転、飛ばす距離は肩からラケットまでの距離と考えるとミスの原因が分かるようになります。もし私の生徒ならフォアのラバーは回転の掛け方を覚える意味で粘着系のラバーを使用すると思います。重さが気になるのならKATERUレギュラーMAX 輝龍の厚 ゴールデンタンゴの厚なんかは良いと思います。バックはC1でも良いし7ソフトなんかもオススメです。オメガ55ツアーは重いのでお勧めしません。現代卓球はマグヌス効果(放物線の理論)が起こりにくいので下回転を打つ時には腰の廻しすぎ(押し出す力)に注意です。丹羽選手や張本選手(妹も含む)の下回転を打つ時の肩甲骨の使い方が参考になると思います。
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Re: Re: 対下回転用ラバーについて
>>2
山下先生
返信をありがとうございました。
ラバーを変える前に、教えて頂きました下記の技術を
磨かせたいと思います。
>>現代卓球はマグヌス効果(放物線の理論)が起こりにくいので下回転を打つ時には腰の廻しすぎ(押し出す力)に注意です。丹羽選手や張本選手(妹も含む)の下回転を打つ時の肩甲骨の使い方が参考になると思います。