初めての用具選び その3 ペン表編
初めての用具選び その3 ペン表編
数十年前に日本にはペン表ソフトの世界チャンピオン河野満さんがいらっしゃいました。その河野選手が開発したラケットというのがTSPのバーミンガム77です。当時はまだ裏面打法がなくバックハンドは肘を上げて打つのが一般的でした。私もマネしてみましたが身長的にキツくバック面はブロック&プッシュのみで戦っていたのを思い出します。ペン表選手の特徴は相手の上回転を低く速いタイミングのナックル性ボールで返し相手がネットに掛けたりオーバーミスを誘うことが主な得点方法です。また表ソフトは回転の影響を受けにくレシーブが容易なのも特徴です。ですから基本的にはコントロール重視でラケットを選びます。
個人的には木のラケットなら弾みすぎない5枚合板の馬林オフェンシブ(世界1位モデル)やニッタクセプティア ラクロC ダーカー7P-2A バタフライ チャイニーズスリムなどが軽くて扱いやすいと思います。それに薄や中のニッタクセンレイやTSPのスペクトル スピンピプスを貼り進化していくのが良いと思います。グリップがあまり太いものは私は日本人は合わないような感じがしますのでお勧めしません。また裏面打法は現代卓球では必須です。前陣でバックに浮いてきた球を強打する為にも裏面にもラバーを貼ります。ヴェガエリート辺りから始めると良いでしょう。技術的にコントロールが出てきたらテンション系の表ソフト モリストSPやラクザPOの中~中厚も良いかもしれませんが相手のやりにくさを考えるなら薄めのラバーが良いですね。表ソフトは台上の細かいプレーが大切なのでラケットはあまり重くしないほう良いでしょう。コン コン パチンみたいな感じが理想です。
上達していくと強ドライブのブロックに安定性が欲しくなってきます。そうなったらあまり弾まないカーボンラケットも良いですね。ニッタクのルーティス中国式なんかにスペクトル薄なんかもお勧めです。ペン表ソフトの球離れは非常に繊細ですので詳しい人に特に相談して決めていくことが大切です。
当店では実際に色々なラバーを貼ってお客様がテスト出来る様にしていますのでお気軽にご相談ください。